大原焼の歴史と文化を次世代に
大原焼の里(現在の岡山県浅口郡里庄町里見)は備中国の南西部、瀬戸内海が近い村にありました。
大原焼のはじまりは15世紀後半、鍋や擂鉢や内耳鍋などの瓦質土器を焼いていたと考えます。平成24年に発掘調査された「里見山中遺跡」(里庄町里見)からも同様の出土品(17世紀前半)が見られます。
記入名最古の大原焼は元禄12年(1699)銘の宝殿(祠)があります。江戸時代の後期『古川反古』天明8年(1788)に、ほうろく等大原焼の品々を諸州に送りだしている様子が記されています。明治2年(1869)には船行人によって瀬戸内沿岸諸国へ運ばれ広く流通していました。製品の多くは型作りで、火に強く、薄くて軽く、丈夫であるという高い評価を受け販路を拡大していきました。
明治から昭和初期にかけては里庄町の主要産業の1つでした。最盛期は明治の後半から大正です。
しかし、戦後、エネルギーが薪からLPガス、電気へと変化し、高度経済成長とともに需要は激減し、伝統的大原焼は昭和60年(1985)終焉を迎えます。現在は往時を偲ぶ窯跡などを見ることはできません。
大原焼プロジェクトはその痕跡を記録すると共に大原焼の歴史や文化から多くのことを学び、その「心と技」を次世代に引き継ぎたいと活動を始めました。

500年続いた大原焼とその歴史を紹介します。

元禄12年(1699)の銘があり、現存する最も古い大原焼。

大原焼の歴史

大原焼を器種ごとに分類し、その多種多様さと美しさ、魅力を紹介します。

大原焼の種類

大原焼の種類

プロジェクトの活動の様子やこれまでの記録を紹介します。

倉敷民藝館所蔵 1949年里庄村大原で収集

プロジェクト 活動の記録

大原焼の里は現在の岡山県里庄町にあります。小さな町の小さな発見を紹介します。

八重桜の一種で花弁が100枚〜350枚に達する菊咲きの桜

カヤツリグサ科で別名はチュウゴクスゲ
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プロジェクト予定
2022年6月25日(土)13:30〜15:30
■大原焼プロジェクト定例会議
里庄町立図書館
高岡神社境内の宝殿(祠)大原焼最古か?