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カナマラサマ カナマルサマ

最終更新: 2月15日


 『大原焼』(坂本輝正著)の文中に奉納物の1つで<陽物>を作っていたという記載があるが、どんなものか見たことがなかった。プロジェクトの仲間から「かなまら神社」に祀られている話を聞いた。カナマラサマとは「金麻羅様」と書き、カナマルサマ「金精(勢)様」とも呼ばれている。

 台座が錆びて塗装が剥げかかっていたが、立派な祠の根元に盗難予防のためか、金網で覆った瓦製の<陽物>が30本近く奉納されていた。最も大きいものは1尺(33㎝)ほどあった。金網の外側に瓦質祠(宝殿)が3体あった。

 その一つは大原焼の宝殿に間違いないが、<陽物>が大原焼かどうか確認できなかった。

 備前焼の研究者で、民俗学も研究していた桂又三郎(共著)の『岡山県特殊信仰誌』昭和7年(1932)には「カナマルサマ 浅口郡大島村にある。「瓦の厨子」三つと、その前に数十本の・・・男根が並べられている」と記載され、「カナマルサマ」となっている。現在の祠は昭和62年に地元の老人会が寄進したものと思われ、横には「かなまら神社の由来」の立て看板(プロジェクトページの資料)があった。今は、お参りしたり、訪れる人もいないようである。

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